- 工事名
- イチイの枝抜き剪定
- 施工時期
- 2026年8月
- 工期
- 要確認
- 工事のポイント
- 道路側へ張り出した枝を付け根から抜き、敷地内に収めました。木を弱らせないよう葉を多く残し、刈り込まずに自然樹形で仕上げています。
長野市のお客様より、イチイの剪定をご依頼いただきました。伸びすぎた枝が道路側へ飛び出してしまったため、敷地に収まるところまで縮めたいとのご相談です。
現場では、フェンスを越えて歩道側まで枝葉が大きく張り出していました。今回は外へ出た枝を整理して敷地内に収めつつ、木を弱らせないよう葉は多めに残し、刈り込まずに自然な樹形で仕上げています。
ご依頼の背景
イチイは長野市周辺で「トガ」と呼ばれることが多い常緑樹で、住宅地では生垣や玄関まわりの目隠しとしてよく植えられています。冬でも葉が落ちず、目隠しとして一年を通して頼りになる木です。
一方で、年数が経つにつれて外側へ枝が伸び、植えてある場所によっては敷地の外へ張り出してしまうことがあります。境界沿いに植えられている場合は特に、毎日見ているぶん少しずつのはみ出しには気づきにくく、ある日ふと「ずいぶん出てしまったな」と気になり出すことが少なくありません。
今回のお客様も、道路側へ飛び出した枝が気になるということで、まずは敷地の中に収めたいとのご要望でした。
作業内容|イチイの枝抜き剪定
今回は、外へ張り出した枝を付け根から切る枝抜き剪定を行いました。枝抜き剪定とは、伸びた枝を途中で切り詰めるのではなく、枝の付け根から間引いて全体の量を減らす作業です。
枝を途中で切ると、切り口のすぐ下から新しい枝が何本も出てきます。一度は小さくなりますが、翌年以降にかえって枝が混み合い、以前より手がかかるようになることもあります。付け根から抜いておくと、残した枝の流れがそのまま生きるため、元の姿を保ったまま量だけを減らすことができます。
また、イチイは全体を刈り込んで箱型や円筒形に整える仕立て方もありますが、今回は刈り込みは行わず、枝ぶりが見える自然樹形で仕上げました。道路側の張り出しは解消しつつ、目隠しとしての役割は残るようにしています。
今回の現場のポイント:葉を多く残して木を弱らせない
イチイは寒さに強い反面、暑さはあまり得意ではありません。標高の高い場所では元気に育つ一方、市街地では夏の照り返しの影響を受けて、勢いを落としているものも見られます。
弱っている木から一度に多くの葉を落とすと、光合成で作れる養分が足りなくなり、回復できずにそのまま枯れてしまうことがあります。イチイを小さくするときに、切る量そのものより「どれだけ葉を残せるか」が大事になるのはこのためです。
加えて、敷地の外へ出てしまった枝は、剪定に向いた季節を待ってそのままにしておきにくいものです。今回も夏場の作業となりましたので、木への負担を抑えるために、外へ出た枝は付け根から確実に落としつつ、内側の葉はできるだけ残す切り方を選びました。
イチイを切る前に見ておきたい木の状態や、剪定に向いた時期については、イチイの剪定時期はいつ?強剪定の限界と、切ってはいけない木の見分け方でも詳しくご紹介しています。あわせてご覧ください。
まとめ
イチイは目隠しとして長く役に立つ木ですが、境界沿いに植えられていると、少しずつ道路や隣地の側へ張り出していきます。大きくなりきってから一度に強く切ると木を傷めることもあるため、はみ出しが気になり始めた段階で相談いただくのが安心です。
「道路や隣のお宅にはみ出してきた」「大きくなりすぎて自分では手に負えない」といったお悩みがありましたら、長野市内全域と千曲市で対応しておりますので、庭木1本からお気軽にご相談ください。