庭木の剪定を自分でしようと思うと、まず悩むのが「どんな道具を揃えればいい?」という点です。
剪定は道具の選び方で安全性も仕上がりも大きく変わります。
この記事では、長野市で庭木の剪定・伐採を行うプロが、実際に現場で使っている5つの道具を写真つきで解説します。
これから剪定に挑戦する方も、プロに依頼するか迷っている方も、ぜひ参考にしてください。
1. 剪定鋏|庭木の剪定で最も基本となる道具
剪定を行ううえで、まず最初にそろえたいのが剪定鋏(せんていばさみ)です。
これ1本で、細枝から中太枝まで幅広く対応できるため、どんな庭木でも必ず使います。

剪定鋏の役割
- 不要枝・徒長枝のカット
- 風通しを良くするための間引き
- 果樹(梅・柿・桃など)にも対応
梅のように硬い枝でも、よく切れる剪定鋏なら負担なく作業できます。
切り口がきれいだと木へのダメージも少なく、病気予防にも繋がります。

ホームセンターで剪定鋏を選ぶポイント
- 握ったときに手に収まり、疲れにくいものを選ぶ。手の大きな方は柄の長いものが力が入りやすくおすすめです。
- 替え刃が売られているメーカー品だと長寿命
2. ハンディーソー|太枝や高所の枝を安全にカット
太い枝や高い位置の枝には、ハンディーソー(小型チェーンソー)が便利です。
近年プロの現場でも使用が増えています。

プロがハンディーソーを使う理由
- 電動で軽量=高所でも安定して扱える
- 切断スピードが速い
- 小回りがきくため混み合った枝にも入りやすい
「ちょっと太めの枝を切りたい」という家庭でも活躍します。

ホームセンターでハンディーソーを選ぶポイント
- 軽さとバッテリー容量のバランス(2.0Ah以上が安心)
- チェーン刃が簡単に交換できるモデルを選ぶとメンテが楽
3. ヘッジトリマー|生垣やツツジを一気に整える道具
生垣・ツツジなどの“面で揃える剪定”には、ヘッジトリマーが大活躍します。

ヘッジトリマーのメリット
- 広範囲を一気に刈れるため時短
- 表面が均一に揃う
- 高さ・幅のラインが出しやすい
マサキ・イチイ・カイヅカなどの生垣は、これ一つで作業効率が大きく変わります。

ホームセンターでヘッジトリマーを選ぶポイント
- 刃渡り(350mm前後)は一般家庭で扱いやすい
- コード式より充電式のほうが安全(コード切断事故防止)
4. 刈り込み鋏|仕上がりがワンランク上がる手仕上げ用
細かなラインを揃えたり、ツツジ・サツキを美しく仕上げるのが刈り込み鋏です。

プロが刈り込み鋏を使う理由
- トリマーでは整い切らない“仕上げ”ができる
- 手作業ならではの滑らかなラインが出る
美しさを求めるなら欠かせない道具です。

ホームセンターで刈り込み鋏を選ぶポイント
- 軽量タイプを選ぶと疲れにくい。
- 柄の長さが自分の腕の長さに合うか確認すること。木でできているものはノコギリなどで切って自分に合わせることができます。
5. 木鋏(きばさみ)|モミジ・松など繊細な剪定に必須
最後に紹介するのは、繊細な枝を整え、庭木の表情づくりを行う木鋏(きばさみ)です。

木鋏の特徴
- 細枝を1本ずつ丁寧に切れる
- 日当たりや風通しを整える“透かし剪定”に最適
- 切り口が小さく、木へのダメージが少ない
モミジ・カエデ・松など、美しさを楽しむ庭木で大活躍します。

ホームセンターで木鋏を選ぶポイント
- 刃先が細いタイプだと細かい作業がしやすい
- 職人向けメーカーの方が切り口が潰れず、木を痛めにくい
まとめ|道具の選び方で剪定の仕上がりが大きく変わる
剪定の道具は用途ごとに役割が明確です。
- 剪定鋏:まず基本の1本
- ハンディーソー:太枝・高所用
- ヘッジトリマー:生垣の整形
- 刈り込み鋏:手の仕上げ
- 木鋏:繊細な美しい樹形づくり
ホームセンターで道具を選ぶ際は、「軽さ・扱いやすさ・替え刃の有無」などを意識すると失敗しません。
ただし、高所作業や太枝の処理は家庭での事故が多い作業です。少しでも不安がある場合は、無理をせず専門業者にご相談ください。
長野市で庭木の剪定・伐採ならお任せください
写真1枚送るだけで“かんたん概算見積り”も可能です。
越境枝・高木・危険木も対応いたします。
「道具を揃えるより、安全にプロに頼みたい」という方は、どうぞお気軽にご相談ください。